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Google Analytics(GA4)のセッション時間とエンゲージメント時間の違いを分析して、記事の品質を調査

こんにちは!

はじめに、この記事の概要と目次です。本編は少しスクロールすると始まります。

今回は、Google Analytics(GA4)の指標の1つ、セッション時間とエンゲージメント時間について調べたことをまとめました。僕自身も以前は、時間が長いセッション時間ばかりをついつい見ていたのですが、それぞれの役割を知ることで、記事作りのヒントや、記事品質を測る指標などの情報を得られるようになります。

それぞれの時間が持つ役割

セッション時間の役割

セッション時間は、ユーザーがそのサイトやページを開いていた合計を示す時間です。ユーザーがそのページを開いている間であれば、他のページを見ていたり、他ソフトを使用していても計測されます。

そのためセッション時間は、「広範囲の計測を行う指標」と捉えるのが良さそうです。

エンゲージメント時間の役割

エンゲージメント時間は、そのサイトやページを開き、さらにユーザーがページをフォーカスしていた時間を指す、より重要な指標です。

セッション時間と違い、エンゲージメント時間は例えページが開かれていても、タブが選択されていない時や、別のウィンドウやソフトで作業が行われている間は計測されず、セッション時間のみが計測されます。

セッション時間とエンゲージメント時間の比較
セッション時間とエンゲージメント時間の比較

エンゲージメント時間は、より狭義の、コアな時間を計測していると捉えられます。

また、エンゲージメントが発生している時間をアクティブ、そうではない時間を非アクティブとすることで、それぞれの時間で何が起きているのかを考えることができます。

それぞれの役割を考える

セッション時間は、不要な指標?

2つの時間を比較すると、一見「見られている時間のエンゲージメント時間が正義!」と見えがちですが、例えばcodepiaのようなサイトでは、違う角度の捉え方もできます。

codepiaでは、多くの記事でツールのインストール手順や、コードを公開しています。そのため、閲覧者が記事を参考に何か作業を行なっている時間は、生産性のある非アクティブな時間だとイメージすることができます。

アクティブ(エンゲージメント時間が加算)なタブと非アクティブ(セッション時間のみ加算)なタブを説明

したがって、セッション時間とエンゲージメント時間の乖離は、必ずしも悪ではないのかなと考えられます。

もちろん、時間の乖離が少ないことは、閲覧者がページ内の情報を適切に使用、反映できていると捉えることもできます。時間の乖離は少ないに越したことはなく、サイト運営側は記事の最適化で、これを減らすに越したことはなさそうです。

記事の文字数とエンゲージメント時間の関係

Google Geminiによれば、一般的な成人は、1分間に500文字程度の文字を読むと言われています。そこから、もう少しざっと読めるネット記事では、2倍程度の速度で読めると考えています。

これを元に計算すると、例えば1分間のエンゲージメント時間の間に、1000文字程度の文字が読まれれば(1000文字分程度のスクロールが行われる)、最も良いバランスだと捉えることができます。

記事の長さ 滞在時間 記事の評価
1000文字 1分 適切
2000文字 2分 適切
1000文字 2分 記事が読みにくい?
2000文字 1分 離脱が多い?
記事の長さとエンゲージメント時間から考えるユーザーの動向

ただし、複雑性の高いサイトでは、1分で読める文字数は通常より少なく想定、ゲーム攻略サイトなど、ユーザーが必要な情報のみ掻い摘むようなサイトでは、1分で読める文字数は多くなる想定するなど、サイトのカテゴリに合わせて調整する必要があります。

みなさんのサイトも通常想定、長め想定、少なめ想定のどれかを考慮して、適切そうな値を求めてみてくださいね。

ちなみにWordPressでは、編集画面から入力文字数を確認できたり、記事の読了時間の目安を追加できるプラグインが用意されています。

WordPressの投稿編集画面で、入力文字数を確認

まとめ

ウェブサイトの記事は「短くてわかりやすい」ものが最も評価が高いと言われています。

そのため、セッション時間もエンゲージメント時間も長ければ良いというわけではなく、結局は記事の最適化が重要だということがわかった分析結果でした!

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[高評価数は次の記事作成の参考にしています]

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